会社のお給料をせっせと貯金しているだけでいいのかな?
私たち若い世代は年金ももらえなさそう。投資して少しでも資産を増やさなきゃ…
でも投資って難しそう。損するのは嫌だけど、投資を勉強する時間なんてない…
こんな疑問に答えます。
- 投資初心者が不動産投資しても大丈夫?
- 初心者でも始めやすい不動産投資ってあるのかな?
- リスクはなるべくとりたくない。小額から始められる投資ってないの?
みんな、不動産投資ってどんなイメージかな?
「初心者が手を出しにくそう」
「物件を買うのに多額の借金をしないといけない。借金怖い!」
「せっかく手に入れた物件も、空室になったら収入が入ってこない。リスク高そう!」
たしかに、多くの不動産は気軽に買える値段じゃないから、場合によってはローンを引かないといけないかも。
不動産収入の源泉は、賃料収入だから、空室になったら収入ゼロになる。
収入ゼロでも物件の管理費用はかかるし、借金してたらその返済はまったなし。
やっぱり不動産投資って難しい!
と思うのはちょっとまって。
今説明した不動産投資は、不動産そのもの=不動産実物への投資だね。
たしかに、全くの初心者にとっては実物投資は難しいと思うよ。
でもね、全くの初心者でも不動産投資は可能なんだよ。
むしろ、初心者こそ不動産投資がおすすめなんだ!
不動産投資のメリット・デメリット
まず、不動産投資のメリット。主に3つあるよ。
- 安定した賃料収入
- インフレ対策になる
- 節税効果
メリット①安定した賃料収入
みんなも部屋を借りたことがあると思うけど、その契約はだいたい2年間だよね。
2年の間賃料はずっと同じことがほとんど。
2年後の更新時も賃料は変わらないことが多いと思う。
これは、物件の貸し手にとっては、賃料収入が安定しているってことになるんだ。
毎月毎月、同じ金額の収入が得られる(賃料の滞納、退去がなければ)、これが不動産投資の大きなメリット。
メリット②インフレ対策になる
インフレになると物価が上がる。
不動産価格も上がると考えられるから、そこで売却すれば、売却益(キャピタルゲインという)が狙えるよ!
メリット③節税効果
不動産収入から、ローン金利、固定資産税等の必要経費が引かれて、所得税等の節税効果があるよ。
不動産投資で赤字になったら、他の所得税等と損益通算して、所得税・住民税等の節税もできる。
続いてデメリット。
- 空室リスク
- 建物の老朽化
- 価格変動リスク
- 売却に時間がかかる
デメリット①空室リスク
不動産収入の源泉は入居者からの賃料。
入居者が退去して、空室になったら収入はゼロになるよ!
デメリット②建物の老朽化
投資対象物件が老朽化したら、修繕する必要が出てくる。
古くなればなるほど、修繕費用はかさむからコストが高くなるね。
老朽化した物件にはテナントが入りにくいという難点も。
デメリット③価格変動リスク
不動産市況によっては、取得価格よりも売却価格が低いことがあるかもしれない。
バブル崩壊後の土地価格の暴落や、リーマンショック後の不動産価格下落が良い例だね。
(あのレベルの変動はそう起きるもんじゃないけどね)
デメリット④売却に時間がかかる
現物の不動産の場合、不動産の売却は買い手を見つけるのにある程度時間がかかることがほとんど。
すぐに現金がほしい!となった場合でも、買い手が見つからない限り不動産を現金化できない。
「不動産は流動性が低い」って言うのはこのことだよ。
不動産そのものに対する投資以外の投資手法
今説明した不動産投資のメリット・デメリットは、主に不動産を実際に保有して運用する投資(現物投資)をもとに説明したよ。
不動産の現物投資は初心者にはちょっとハードルが高いよね。
不動産を購入して、テナントから賃料収入を得て、必要経費を払った残りが収益になる。
お金持ちなら自己資金で物件を買うこともできるけど、一般個人はなかなかそれは難しいから、
銀行などでローンを組んで物件を買うことになるけど、ローンを返済できるのか、不安になるよね。
めでたく物件取得に成功しても、物件を取得したその日から、物件の管理、テナントリーシングなど、
取り組まなければいけないから、けっこう手間がかかるね。(もちろん外注はできるけど)
ちょっとハードルが高いかもしれない。
でもその分、大きく稼ぐことができるんだけどね。
初心者は、まずは不動産の現物投資以外からチャレンジするのがおすすめだよ!
いよいよ、次に一般の個人でも取り組みやすい不動産投資を紹介するよ。
投資信託(J-REIT)
不動産の上場投資信託。J-REITと呼ばれるものだよ。
ちなみにJ-REITとは、Japan Real Estate Investment Trust の略で、「日本版不動産投資信託」という意味だよ。
投資家から集めた資金で不動産(オフィス・住宅・商業施設・ホテルなど)を取得して、
その不動産から得られる収益を投資家に分配するよ。
株式会社が上場して株式を発行して、その株式を取得するのが株への投資だね。
J-REITも同じで、投資法人が上場して投資口を発行して、その投資口を取得するのがJ-REITへの投資だよ。
J-REITは他の投資信託と同じように、証券会社などから買うことができる。
インターネットでも買えるから手軽だね。
最低投資金額は、10万円のところもあれば、1万円ちょっとのところもある。
小額から投資できるのが特徴だよ。
簡単に投資の流れを説明すると、
- 証券口座を開設
- 銘柄を選択
- 投資申込み
- 投資期間中は運用状況をチェック
といった感じだよ。
ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとは、お金を借りたい人・企業と、お金を貸して資金運用をしたい人・企業をつなぐ、
融資仲介サービスのことだよ。
ソーシャルレンディングの運営会社は、インターネット上で資金を集めて、企業に融資するんだ。
最小投資額が1万円からで、個人でも投資しやすいのが特徴。
比較的新しい投資手法だよ。
このソーシャルレンディングのうち、不動産事業向けに貸し出しを行うのが、不動産のソーシャルレンディングなんだ。
最近よく耳にするクラウドファンディングの一種だね。
不動産のソーシャルレンディングは、
不動産事業に対して融資という形で資金を拠出、その資金で運営会社は不動産を取得・運用する。
得られた収益から、利子分(あらかじめ提示された利回り)を出資者に分配する仕組みだよ。
ここで、J-REITとの違いを簡単に説明すると、
- JREITは投資。投資法人が発行する投資口を保有。運用状況に応じた収益の分配を受ける。
- ソーシャルレンディングはあくまで融資。あらかじめ定められた金利収入を得る。
といった感じ。
また、J-REITは市場で日々売買できるけれど、ソーシャルレンディングは満期日まで投資元本の回収はできないよ(途中で売却して換金することはできない)。
初心者こそ、不動産投資をやるべき
不動産投資の手法として、現物投資とJ-REIT、ソーシャルレンディングの3つを紹介したよ。
このうち、初心者が始めるなら、J-REITとソーシャルレンディングがおすすめってことがわかったよね?
1万円の小額から、お試しで投資できるのがJ-REITとソーシャルレンディングなんだ。
それぞれのメリットをもう一度説明すると、
- 小額投資が可能(ものによっては1口1万円から)
- 不動産投資のメリットである、安定した不動産収益が得られる
自分で物件を保有し、運用する場合に出てくる手間やリスクを最小限に抑えられる、初心者でも始めやすい投資だね。
不動産の管理や運用そのものは、その道のプロにおまかせ。
あなたはお金を支払って、分配金を受け取るだけでOK。
楽チンでしょ♪
(もちろん、運用状況はチェックしてね)
まずは小額から始めて、慣れたら買い増ししていくのがおすすめだよ!