はろ♪ やまねこ(@yamaneko_invest)だよ!
今日は将来に漠然とした不安をもつ30代シングル女子のA子ちゃんと、夜カフェでまったり語らうの♪
もしかして、そのアプリで出会ったちょっといい感じだったIT系の人が…
しっかり仕事してお金貯めて、1LDKのマンション買って、小型犬と静かに暮らして、老人ホーム費用も貯めるの!!
でもそれと同時に、資産形成も進めておかなくちゃ。
体調を崩したり、親の介護があったりで、急に働けなくなるリスクもあるからね。
- NISAってよくわからない…わかりやすく教えて!
- NISAって何がお得なの? 気をつけるべきことは?
- NISAってどうやって始めるの?
元金融機関サラリーマンのやまねこが説明します!
そもそも、NISAって何?
NISAというのは、少額投資非課税制度の愛称。
通常、投資をして得られた利益には約20%の税金がかかるんだけど、
NISA専用口座で投資して得られた利益は非課税になるんだ!
※利益:配当や分配金、株や投資信託の譲渡益
いまやNISAの口座開設数は、一般とつみたてを合わせて1,000万超!
2014年の制度開始から多くの人が利用している制度なのです。
※投資可能期間は、2014年1月1日〜2023年12月末まで
NISAのメリット・デメリット
ここからはNISAのメリットと気をつけるべきポイントを説明するよ。
メリット① 投資して得た利益が非課税になる。
冒頭でも説明したように、NISA専用口座で投資して得られた
配当・分配金、株式や投資信託の譲渡益は、非課税になる。
本来なら約20%の税金がかかるわけだから大きいよね。
たとえば、100万円投資して、20万円の利益を得たとしたら、
NISA専用口座への投資だったらそのまま20万円手元に残るけど
NISA専用口座以外の投資だったら、税金として4万円をを納めないと行けないから、
16万円しか残らないというわけ。
非課税で運用できる期間は5年間。
仮に毎年20万円利益が発生したとして、NISAなら20万円×5年間=100万円。
NISA口座じゃない課税口座での運用の場合は、100万円×約20%=20万円もの税金を納めないといけない。
大きな違いだよね。
メリット② 日本に住む20歳以上の人なら誰でも利用できる
NISAは、日本に住む20歳以上の人なら誰でも使える制度。
学生さんも使えるよ!
ちなみに、0歳から19歳の未成年の人たち向けに、ジュニアNISAという制度があるよ。
注意点① NISA口座は1人・1口座まで
NISA口座は1人・1口座までと決まっている。
だから、NISA口座を開設する場合、その金融機関が、自分が投資したい商品を取り扱っているかどうか注意しなければいけないよ!
たとえば、NISA口座は証券会社や銀行で開設できるんだけど、
両者には取扱商品に大きな違いがある。
一番に注意したいのは、株式やETF(上場投資信託)は証券会社でしか取り扱っていない。
せっかくNISA口座を開いたのに、
自分の投資したいものがその金融機関で取扱いがなかった
なんてことのないように、最初に自分がどんな投資をしたいのか、だいたいでもプランを決めないといけないよ。
ただし、NISA口座を開設する金融機関は1年単位で変更できる。
(複数のNISA口座を持ち、新たに投資が行えるのは変更先のNISA口座のみになる)
いざというときのために、このことも頭に入れておこう。
注意点② 新規購入した商品のみが対象
非課税になる対象は、NISA口座で新規に購入した商品のみ。
だから、NISA口座以外の口座ですでに保有している商品を、NISA
口座に移すことはできないよ。
注意点③ 毎年の非課税枠の上限は120万円
NISAの非課税枠の上限は、年間120万円まで。
120万円を超えた分については、課税されるので注意。
注意点④ 非課税期間は投資した年から5年間
非課税期間は、投資した年から5年間。
つまり、年間非課税上限額120万円 × 5年間 = 最大600万円が非課税枠になるってこと。
5年を超えた後の選択肢は2つ。
- 課税口座に移管する
- 翌年のNISA口座に移管(ロールオーバー)する
ということも検討されているみたい。
一方で、非課税期間が40年間と比較的長期に決められているのが、つみたてNISAというものもあるよ。
注意点⑤ 非課税枠は繰り越し・再利用できない
120万円の非課税枠は、翌年に繰り越せない。
たとえば、2020年1月にNISA口座を開設し、2020年12月までに70万円しか投資していなかったら、
残りの50万円分の非課税枠は使えなくなる。
それから、利用した非課税枠の再利用もできないよ。
たとえば、1株100万円の株を買って、同じ年に売却した場合、残り20万円分しかNISAでは投資できない。
株の値上がり益を狙った短期売買は、NISA口座では向かない、ということだね。
NISAを始めるには
さて、ここまでNISAの特長と注意点を説明したよ。
NISA口座開設のフローはこんな感じ。
- NISA申請書、本人確認書類、マイナンバー確認書類等の提出
- 申請先の金融機関から税務署へ、NISA口座開設の申請
- NISA口座開設!
証券会社での口座開設の場合は、総合口座の開設も必要になるよ。
ある程度時間が必要だから、早めに準備しようね。
NISAを活用するにはまず証券口座の開設が必要。検討中の方はこちらの記事も読んでみてね!